タンランドゥスオオツヤクワガタ(Mesotopus tarandus)アフリカのコンゴ盆地周辺に生息。最大体長は90mmを超え、非常に太くがっしりとした体型のクワガタ。色は黒いが、他のクワガタにはない艶があり、その色はまるで高級車のボディのようです。タランドゥスオオツヤクワガタには、「レギウス」という種類もあり、こちらはやや細長の体型をしています。
飼育方法は完全には解明されておらず、繁殖は非常に難しいクワガタです。原因としては、生息地に関する情報が少ないためと思われます。コンゴは内戦が続き、非常に治安が悪い国の一つです。また、伝染病があり、エボラ出血熱が発生したのも確かコンゴ周辺です。世界中にクワガタを求めて飛び回っている日本人採集者は大勢いますが、さすがにコンゴに行く人はいないみたいです。雑誌などでも現地の特集記事は見たことがありません。
しかし、近年になり、あれこれ試行錯誤の結果、繁殖に成功したブリーダが出ており、徐々に解明されつつあります。