ヘラクレスオオカブト（Dynastes hercules）世界最長のカブトムシで、南米大陸とカリブ海のグアドループ島周辺の島々に生息しています。最大体長は160mmにもなり、一説には180mmにも達するという噂もあります。非常に大きな角が伸びており、ヘラクレスの呼び名にふさわしい魅力的なカブトムシです。成虫は160mmにもなりますが、幼虫もこれまた非常に巨大で、♂の幼虫は100gを超えます。私は成虫よりも幼虫の大きさに度肝を抜かれました。
ヘラクレスオオカブトは生息地によって角の形と呼び名が多少異なり、このページで紹介している「ヘラクレス・ヘラクレス」は、グアドループ島・ドミニカ島に生息するもので、もっとも角が太くなり、ヘラクレスオオカブトの原種と言われています。南米大陸のものと比べると、かなり角が太く、もっとも格好良いヘラクレスです。
飼育方法は意外と簡単で、温度（20～30℃）にさえ気をつけていれば、問題ありません。エサは市販のものだけで、すぐに大きくなります。ただし、卵から成虫になるまで1年半から2年近くかかるので、飽きずに根気よく飼育をする必要があります。
※幼虫を小さなケースで飼うと写真のように角が曲がってしまう場合があります。
