究極のコバエ対策!

飼育方法

クワガタ飼育にコバエは付き物です。飼育数が少なければ、それ程発生はしませんが、飼育数が増え、虫を入れる容器や菌糸ビンなどが増えるのに比例して、コバエの数も増えていきます。コバエは気温が20℃を超える頃からバンバン発生するようになりますが、無対策でいると大発生し、とんでもないことになります。

本当に半端じゃない数が発生し、なぜか知らないが、人の顔にまとわりついてきますから。大発生したからといって飼育部屋で殺虫剤を撒く訳にもいかないので、その辺が大変なところです。快適にクワガタ飼育をエンジョイするためには、コバエ対策が必須です。コバエのせいでクワガタ飼育を止める(家族の反対などに遭い)人もいますからね。このページではその憎きコバエの「究極の対策」をご案内致します。コバエ対策の重要なポイントは以下の3点になります。

コバエを発生させない

まず、第一の「コバエを発生させない」ですが、これは不可能です。コバエが発生しないような環境ではクワガタは飼えないからです。ただし、限りなく少なくすることは可能です。まずはコバエの発生源を抑えることです。クワガタ飼育環境でコバエの発生源は、「エサ」「マット」「菌糸」です。

「エサ」に関しては、最近はあまり見かけませんが、バナナやリンゴなど果物を与えていると大発生してしまうようです。ゼリーを利用した方がコバエの発生は少なくなります。

[160×120 (5KB)] 「マット」はコバエ発生の大きな要因です。発酵マットを利用するとコバエが発生してしまいますので、代わりに「針葉樹マット」を利用します。これでかなりコバエの発生は抑えられます。中にはマットを利用せず、ティッシュを水で濡らしたものや人工芝を入れる人もいるようです。

発生してしまったら、ケースの外に出さない

発生させない方法を案内しましたが、先にも述べたように発生を完全に抑えるのは不可能です。その為、今度は発生してしまったコバエを外に出さない工夫が必要です。通常ホームセンターなどで売られているプラスチックの網で出来た飼育ケースでは、完全にコバエは出入り自由で、まったくコバエの思うままです。そこでここでは、コバエ対策用に作られた「コバエシャッター」「スタックケース」などを利用します。

これらのケースを使えばほぼコバエは外に出ることは不可能です。またこれらのケースの利点は通気こうが小さいため、保湿に優れているところです。 [160×120 (5KB)] QBOXなどのコンテナを利用する場合もコバエが通過するくらいの隙間がありますので、注意が必要です。私はキッチンの排水溝に使うネットや市販の保湿シートをフタとケースの間に挟んで利用します。 また、最近私がお気に入りなのはブロー容器を成虫管理用に使うことです。コバエは完全にシャットアウトでき、出し入れも簡単です。

外に出てしまったら、すぐに捕らえる

1,2で対策したにも関わらず、外に出てしまうコバエもいます。まあ、上記の対策を行っていればかなりの効果はありますが、、。外に出たコバエは捕らえるには、昔からよく使われている「ハエ取りリボン」などを利用します。また私はまだ利用したことはありませんが、光で誘き寄せて電気で殺虫する物もあるようです。この辺の商品は色々と試してみましたので、下記で紹介します。

※これらの商品は大発生してしまった場合は、ほとんど意味がありません。1,2の対策が必ず必要になります。

アース製薬 ハエとり棒

薬局やスーパーで500円ぐらいで売られています。これは良く取れます。これを温室の中に一つ置いておくだけで、かなり違います。一番のお奨め。ハエ取りリボンと比べると少々値段は高いです。

桐灰のハエ取りリボン

お馴染みの商品です。5本入りで300円ぐらいで売られているので、非常にお得です。難点は吊り下げる場所がなかなか見つからないのと、見た目が悪いところですかね。いかにもって感じですからね。気付かずに頭に付くと大変なことになります。

コバエキャッチャー

オオクワ業界では有名なコバエ取り。中にお酒や米酢を入れ、コバエを引き寄せ、中に入ったら逃げられないという仕組み。思ったほどの効果はなかったですね~。あまり中に入って来ないですよ。エサが悪かったのかな。

ハエ取りアロマシート

粘着シートのサイズが65×10cmもあります。ちょっと大きすぎて貼る場所に困ります。誘引力もそれほど強くないですね~。

フマキラーハエ激取れ

フマキラー製、普通のスーパーなどで売られています。値段は500円くらい。激取れはしませんでした。狭い温室内では効果を発揮しないのかも。酢の臭いがきついです。持続期間は1ヶ月しかありません。

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